「施工管理は忙しくて、副業なんて無理」と思われがちです。
僕は施工管理を20年続けている現役の現場監督です。小規模な公共施設の改修工事を中心に、監督業務から書類までほぼ一人で回しながら、副業としてブログ、Webライティング、Excelテンプレートの販売をしています。
結論から言うと、施工管理でも副業はできます。ただし、何をやるかを間違えると、時間だけ使って何も残りません。 僕自身、最初はかなり遠回りをしました。
この記事では、次のことを正直に書きます。
- 実際にやってみた副業と、うまくいかなかったこと
- 施工管理と両立しやすい副業、しにくい副業
- 忙しい現場監督が副業の時間をどう作るか
- 施工管理ならではの注意点
結論:施工管理でも副業はできる。カギは「本業の経験を使うこと」
先に結論です。施工管理の副業で僕が一番大事だと思うのは、本業の経験をそのまま使える副業を選ぶことです。
施工管理は、まとまった時間が取りにくい仕事です。ゼロから新しいスキルを身につける副業は、時間が足りずに挫折しやすくなります。逆に、現場で毎日やっていることを形にする副業なら、少ない時間でも積み上がっていきます。
この結論にたどり着くまでの遠回りを、順番に紹介します。
施工管理の副業、就業規則は大丈夫?
副業を始める前に、まず確認したいのが会社の就業規則です。
会社によっては副業を禁止していたり、事前の届け出が必要だったりします。副業そのものは法律で禁止されているわけではありませんが、就業規則に違反すると、本業での評価や処分につながる可能性があります。
僕の場合、勤務先が家族経営の会社なので、副業について特に問題はありませんでした。ただ、一般の会社に勤めている人は、始める前に就業規則を確認しておくのが安全です。
僕が実際にやってみた3つの副業
1. ブログ:最初は「日記」で、何も積み上がらなかった
僕の副業は、ブログから始まりました。実は、今読んでいるこのサイトが、そのブログです。
ドメイン名の「not-change-but-side」は、「転職ではなく副業で」という意味で付けました。ただ、始めた当初は「何で稼ぐか」を決めないまま走り出していて、書いていたのは副業についての記事でした。振り返って考えてみると、目的のない記事をひたすら更新していただけの日記に近いものだったと感じています。
AIに相談しながらココナラでサービスを作り、「副業を始めました」という記事を書いたこともあります。でも、そのサービス自体が正直微妙なもので、ほとんど形になりませんでした。
転機は、自分の本業の経験を書くようにしたことです。 工事写真の整理、安全書類の作り方、作業員名簿のテンプレートなど、現場で毎日やっていることをそのまま記事にしたら、少しずつ検索から読まれるようになりました。
副業の日記ではなく、現場監督にしか書けないことを書く。それが、このサイトが今の形になった理由です。
2. Webライティング:案件探しが一番の壁だった
ブログと並行して、クラウドソーシングでWebライティングの案件も探しました。
ただ、ここは案件探しが難しかったです。応募できそうな案件の中には、オンライン面談に誘導しようとする怪しげなものも多く、応募するのも気が引けました。実績がないうちは、まともな案件に応募しても採用されにくいのも現実です。
それでも建設や住宅の知識を活かせる案件は、現場経験がそのまま強みになります。今はクラウドソーシングで見つけた住宅系の案件を1件、継続して受けています。
ライティングで大事なのは、「誰でも書ける記事」ではなく「現場を知っている人にしか書けない記事」の案件を探すことだと感じています。
3. Excelテンプレート・ツール販売:本業の延長だから続けられる
今、一番手応えを感じているのが、Excelテンプレートやツールの販売です。
作業員名簿、工程表、請求書など、もともと自分の現場で使うために作ったテンプレートを、noteで配布・販売しています。このサイトでも、一部を無料で配布しています。
この副業の良いところは、本業でやっていることが、そのまま商品になることです。「この作業、毎回めんどくさいな」と感じたら、それを楽にするテンプレートを作る。自分の仕事も楽になり、同じことで困っている人の役にも立ちます。
施工管理と両立しやすい副業、しにくい副業
3つやってみて感じた、向き・不向きをまとめます。
- ブログ(現場経験を書くもの):空いた時間に少しずつ書けて、記事が資産として残る
- テンプレート・ツール販売:本業の作業がそのまま商品になる。一度作れば繰り返し使える
- 建設・住宅系のライティング:現場経験が強みになる。継続案件になれば安定する
- 時間や場所が決まっているアルバイト:現場の都合で残業や休日出勤が入ると、続けられない
- ゼロから学ぶ必要がある副業:まとまった勉強時間が取れず、挫折しやすい
- 何で稼ぐかが決まっていないブログ:僕の失敗談そのものです
忙しい現場監督の副業時間の作り方
平日の朝と夜に、30分〜1時間ずつ積み上げる
僕の副業時間は、平日の朝と夜です。まとまった時間は取れないので、30分〜1時間を毎日積み上げています。
施工管理の仕事をしていると、日中は現場と書類で埋まります。だからこそ、「まとまった時間ができたらやろう」と考えるといつまでも始められません。短い時間でも毎日続けるほうが、結果的には前に進みます。
作業はパターン化して速くする
ブログのアイキャッチ(サムネイル)作りは、最初はかなり手間がかかっていました。でもデザインのパターンを決めてからは、ぐっと速くなりました。
記事の構成、画像の作り方、テンプレートの形式など、毎回やることは型を決めてしまうのがコツです。これは現場の書類をテンプレート化するのと同じ考え方なんだなと感じてます。
仕事の波に合わせて配分を変える
施工管理には繁忙期と閑散期があります。もちろん一年中忙しい方も多くいらっしゃるでしょうが。
僕の場合、忙しいのは学校の長期休み期間と年度末です。
繁忙期は副業を最低限にし、現場が落ち着いている時期に副業の時間を増やしています。一年中同じペースで頑張ろうとせず、本業の波に合わせて配分を変えるのが、長く続けるコツだと思います。
施工管理ならではの副業の注意点
資格の名義貸しは絶対にしない
施工管理技士などの資格を持っていると、「名前だけ貸してくれれば報酬を払う」という話が来ることがあります。
これは名義貸しにあたり、建設業法に違反する行為です。資格の取り消しなど、重い処分を受ける可能性があります。どれだけ条件が良くても、絶対に引き受けないでください。
本業の情報は書かない・使わない
ブログやライティングで現場の経験を書くときは、勤務先や発注者が特定できる情報、工事の具体的な内容などは書かないように注意しましょう。写真を使う場合も、現場が特定できるものは避けるのが安全です。
本業に支障を出さない
副業のために睡眠を削りすぎて、現場で集中力が落ちては本末転倒です。施工管理は安全に関わる仕事なので、本業のパフォーマンスを落とさないことが大前提です。
確定申告が必要になる場合がある
会社員の場合、副業の所得(収入から経費を引いた額)が年間20万円を超えると、原則として確定申告が必要です。20万円以下でも、住民税の申告は別途必要になります。
副業の請求書や経費の管理には、このサイトで配布しているテンプレートも使えます。

よくある質問
- 施工管理の副業でいくら稼げる?
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副業の種類や時間のかけ方によって大きく変わります。ブログやテンプレート販売は、始めてすぐに稼げるものではなく、記事や商品を積み上げていくことで少しずつ収入につながるタイプの副業です。
- 施工管理の副業は会社にバレる?
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住民税の金額などから、会社に副業が知られる可能性はあります。就業規則で副業が認められているかを、事前に確認しておくのが一番の対策です。
- 施工管理の経験を活かせる副業は?
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この記事で紹介したブログ、建設・住宅系のライティング、書類テンプレートの販売のほか、CADや図面作成、施工計画書などの書類作成の手伝いなどがあります。ただし、建設業許可や経審など、役所に出す書類の作成を報酬をもらって代行するのは、行政書士の資格が必要なので注意してください。
まとめ
- 施工管理でも副業はできる。カギは「本業の経験を使える副業」を選ぶこと
- 僕は「何で稼ぐか」を決めずに始めて遠回りした。現場の経験を書くようにしてから積み上がり始めた
- 両立しやすいのは、現場経験を書くブログ、建設系のライティング、テンプレート・ツール販売
- 時間は、平日の朝と夜に30分〜1時間ずつ積み上げる。作業はパターン化し、繁忙期は無理をしない
- 名義貸しは絶対にしない。本業の情報を書かない、本業に支障を出さないことも大前提
副業で時間を使うためには、まず本業の負担を減らすことも大切です。書類仕事に追われているなら、テンプレートで減らせる作業から減らしてみてください。
今の会社の働き方そのものがきつい場合は、こちらの記事も参考にしてください。





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