「蔵衛門って、結局なにができるソフトなの?」
工事写真まわりで名前はよく聞くけれど、こんな疑問を持っている方は多いと思います。
- クラウド?アプリ?結局どれを使えばいいの?
- ANDPADなど他社ツールと何が違うの?
- 小規模現場でも元は取れる?
この記事では、蔵衛門とは何かを現場監督目線で整理し、できること・使い方の全体像・料金の考え方・導入すべき現場の特徴まで、わかりやすく解説します。
結論:蔵衛門は「写真台帳業務を最短で終わらせる」特化型ツール
一言で言うと、蔵衛門は「工事写真を整理し、提出用の写真台帳を効率よく作成するためのプラットフォーム」です。
工程管理やチャットなど現場全体を広くカバーするツールとは違い、「写真整理・台帳作成」に特化して強いのが最大の特徴です。
蔵衛門でできること【4つの核心機能】
① 電子小黒板(信憑性確保に対応)
蔵衛門の代表機能が電子小黒板です。
ヤマダ『蔵衛門カメラ』という無料アプリ(iOS限定)でも電子黒板が使えます
- 物理黒板が不要
- テンプレ登録が可能
- 豆図(図面の一部)も表示可能
さらに電子小黒板は国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)において最高レベルのVE評価を取得しており、公共工事での採用実績も豊富です。
※ただし最終的な運用可否は、発注者(監督員)や仕様書に従う必要があります。
② 現場と事務所のクラウド連携
現場でアプリを使って撮影した写真は、通信環境があればクラウドへ自動で同期されます。SDカードの抜き差しもメール送信もUSBコピーも不要になり、現場と事務所の間の「写真移動」というアナログ作業を大幅に削減できます。
※電波が弱い現場では、事務所Wi-Fiでまとめて同期する運用が現実的です。
③ AIによる自動仕分け
蔵衛門が特に強いのはここです。電子小黒板に入力した工種・場所・施工状況などの情報をもとに、AIが写真を自動で仕分けします。「この写真、どこのだっけ?」という作業が大幅に減ります。
④ 提出用台帳の効率的な出力
自動仕分けされた写真をもとに、提出用の写真台帳を効率よく作成できます。レイアウトのベースが自動で作られるため、写真の並び替えや差し替え・PDF出力がスムーズです。発注者ごとの様式に完全自動対応するわけではありませんが、ベース作成が圧倒的に速いのが強みです。
蔵衛門は「クラウド+御用達DX」の2軸で構成されている



混乱しやすいので整理します。
■ 蔵衛門クラウド(アプリ/ブラウザ)
現場と事務所をつなぐ情報基盤です。スマホやタブレットのアプリで撮影・黒板入力を行い、写真の管理・共有・確認をクラウド上で行います。
■ 蔵衛門御用達DX(Windows PCソフト)
写真台帳を最終的に仕上げるための専用ソフトです。提出物レベルのレイアウト編集はここが最も強く、プレミアムプランに含まれています
ANDPADなど他社ツールとの違い
ANDPADなどは工程管理・チャット・図面共有・全体進捗管理といった「現場全体の管理」に強みがあります。一方、蔵衛門は写真台帳業務の効率化に特化したツールです。どちらが優れているかではなく、目的が違うと考えるのが正確です。
蔵衛門の料金は高い?正直なところ
蔵衛門は無料ツールではありませんが、
- 初期費用
- 初期設定
- 導入時サポート費用
は一切かからず、月額880円〜/人(税込)から利用できます。
無料(フリープラン)でできること
写真の閲覧・図面の共有など、閲覧中心の限定的な利用が可能です。
有料(プレミアムプラン)でできること
クラウドでの写真・黒板・図面の共有、電子小黒板入りの写真撮影、工事写真の自動仕分け・台帳作成から電子納品まで、デスクトップアプリ・モバイルアプリが追加料金なしの定額で使い放題です。



御用達DXもプレミアムプランに含まれており、別途購入は不要です。
元は取れるのか?



ここが気になりますよね。
- 写真台帳に月5〜10時間使っている
- 提出前夜に残業している
- Excelで手貼りしている
という状況なら、その時間コストと比較して十分投資対象になると思います。
逆に写真枚数が極端に少ない・年に数回しか提出がない、という現場ではオーバースペックの可能性もあります。
小規模現場でも使える?
結論:写真枚数次第です。
1人監督でも、公共工事・検査写真が多い・月次提出がある、という条件が重なるなら導入メリットは大きいです。
逆に民間の小規模改修などで写真枚数が少ない現場には、必須ではありません。



僕は普段『建築一式工事』の現場監督を一人でやる事が多いので、工種も工事写真も多くて、写真整理が楽になるのは大助かりです。
導入チェックリスト
以下に3つ以上当てはまれば、導入を検討する価値があります。
- 公共工事・役所提出がある
- 写真台帳をExcelで手作りしている
- 月5時間以上、写真整理に使っている
- 仕分け作業が一番面倒
- 提出前夜に残業している
まとめ:蔵衛門は「写真台帳業務を減らすインフラ」
蔵衛門は万能ツールではありません。
でも、
- 写真枚数が多い
- 提出物の精度が求められる
- 台帳業務に時間を奪われている
そんな現場監督にとっては、業務時間を削るためのインフラになり得ます。



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