工事写真台帳の作成って、現場監督の仕事の中でもかなりしんどい部類です…
「書類めんどくさい!」と思う原因の6割くらいは写真整理だと思ってます。
残りは安全書類が3割とその他書類が1割。
特に小規模現場や町場の工務店だと、
- 写真はスマホで撮る
- 整理は後回し
- 月末にExcelで貼り付け
- 台帳作りで21時まで残業
という流れになりがちです。
僕もかつては、Excelのフリーズと戦いながら「この残業代、誰も払ってくれないな……」と虚しくなったことが何度もあります。
この記事では、僕が担当しているような小規模現場・役所工事を想定して、工事写真台帳がラクになるアプリを、現場監督として忖度なしで比較します。
迷ったらこれ!【現場監理目線】の推奨2選
忙しい監督のために、先に僕の結論を書いておきます。
- 「とにかく1円も損したくない・まず試したい」なら⇒ ミライ工事(操作が直感的で、無料版から始めやすい)
- 「役所提出の台帳で絶対に失敗したくない」なら⇒ 蔵衛門(業界標準の安心感。電子小黒板の使い勝手が神)
この記事では、知名度が高い有名どころだけでなく、
「小規模現場でも現実的に続く」アプリも混ぜて紹介しています。
なので、まずは上の推奨2つだけ見て、
余裕があれば比較表とレビューまで読む、という使い方でOKです。
工事写真台帳アプリの選び方(小規模現場向け)
比較のポイントは、多機能さよりも「現場で続くか」の5点だけです。
- 電子小黒板が使いやすいか: 入力が面倒だと、現場では絶対に続きません。
- 台帳出力がラクか(最重要): 役所提出用のPDFが「一瞬で」作れるか。
- 写真整理が自動化できるか: 工種別に勝手に仕分けされるか。
- 現場で使えるか: 電波が悪い山奥や地下でも動作が重くないか。
- 価格が現実的か: 小規模現場に「月額数万円」のコストは見合いません。
徹底比較表(◎=強い/○=できる/▲=注意)
※価格はプランや契約形態で変動するため、あくまで目安です。
特にANDPADやSPIDERPLUSなどの“会社導入型”は、規模によって金額が大きく変わります。
| サービス名 | 台帳出力 | 電子小黒板 | 価格目安(税込) | 向いてる現場 |
| 蔵衛門 | ◎ | ◎ | 月1,100円〜 | 役所提出の「質」を重視 |
| ミライ工事 | ○ | ○ | 0円〜 | まずは無料で試したい |
| Photoruction | ◎ | ○ | 月4,378円〜 | 写真整理を最短で終えたい |
| KANNA | ○ | ○ | 0円〜 | 現場のやり取りも整理したい |
| ANDPAD | ○ | ○ | 要問合せ | 会社全体をDX化したい |
| SPIDERPLUS | ○ | ◎ | 要問合せ | 図面+写真の本格運用 |
| PhotoManager | ○ | ▲ | 年1万円弱〜 | 1人で安く完結させたい |
おすすめ7選:現場監督の「生の声」レビュー
1. 蔵衛門(くらえもん)
- 向いてる現場: 役所工事メイン。台帳の「見た目」にこだわる現場。
- 良いところ: 電子小黒板の文字入力がとにかく楽。台帳の完成度が非常に高く、監理者の受けが良い。
- 忖度なしの壁: 「工事共有」までフルでやろうとすると、意外と高額なライセンスが必要になる。
2. ミライ工事
- 向いてる現場: 町場の小規模工務店。ITが苦手な監督。
- 良いところ: 操作がシンプル。「スマホで撮って、その場で台帳」が一番簡単に実感できる。
- 忖度なしの壁: 無料版だとPDFにロゴが入る。結局、役所に出すなら有料版が必須。
3. Photoruction(フォトラクション)
- 向いてる現場: 写真枚数が爆発的に多い現場。
- 良いところ: 写真のAI自動整理機能が優秀。台帳作成の「単純作業」を消す能力は随一。
- 忖度なしの壁: 現場の撮影ルールがガタガタだと、AIも迷ってしまい、結局手動で直す羽目になる。
4. KANNA(カンナ)
- 向いてる現場: 職人さんとのチャット共有も一緒にやりたい現場。
- 良いところ: UIがLINEに近く、高齢の職人さんでも「これなら使える」と言ってくれる。
- 忖度なしの壁: 施工管理全般をカバーする分、写真台帳の「編集の細かさ」は特化型に一歩譲る。
5. ANDPAD(アンドパッド)
- 向いてる現場: 会社全体で「脱・紙」を目指す大規模組織。
- 良いところ: 業界シェアNo.1。これを覚えれば、どの現場に行っても通用する。
- 忖度なしの壁: 小規模現場にはオーバースペック。設定が多すぎて、使いこなす前に挫折するリスクあり。
6. SPIDERPLUS(スパイダープラス)
- 向いてる現場: 図面に写真を紐付けて管理したい本格派。
- 良いところ: iPadでの操作性が抜群にいい。図面をタップして撮影、の流れがスムーズ。
- 忖度なしの壁: 導入コストが重め。数人で回している工務店には「戦車で買い物に行く」ような過剰さがある。
7. QuickProject PhotoManager
- 向いてる現場: クラウド不要。自分のPCだけで完結させたい。
- 良いところ: 買い切り型に近く、ランニングコストが安い。
- 忖度なしの壁: 「スマホで撮って会社PCに自動同期」という魔法が使えない。昭和のデジカメ運用に近い。
まとめ|小規模現場は「続く仕組み」が正解
工事写真台帳アプリは、入れた瞬間に全てを解決する魔法ではありません。
でも**「現場で小黒板を打ち、事務所に帰る前に整理が終わっている」**という環境は、あなたの自由な時間を確実に増やしてくれます。
まずは無料で触れるミライ工事、もしくは役所工事で安心感が強い蔵衛門あたりから試すのが、定時帰宅への第一歩です。
この2つをもっと深く比較したい方はこちら。 →【蔵衛門vsミライ工事 比較記事】※準備中
写真台帳がラクになったら、次は安全書類や工程表もまとめて効率化しませんか。


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