ヤマダこの記事はこんな人にこそ読んでほしいです
- 仕様書をめくる時間をなくしたい現場監督
- 「あの条文どこだっけ」を繰り返している人
- AIツールに興味はあるけど何から始めればいいか分からない人
NotebookLMとは?3行で説明する
GoogleのAIツールで、自分でアップロードした資料だけを情報源として質問に答えてくれるサービスです。
ChatGPTやGeminiといった他のAIサービスと違うのは、想像や推測をせずに「読み込ませた資料の中だけで答える」という点で
仕様書や特記仕様書を読み込ませれば、その内容についてだけ正確に答えてくれます。



無料でGoogleアカウントがあればすぐに使うことが出来ます。
準備:仕様書PDFを用意する
まずは仕様書のPDFを入手しましょう。
国土交通省の官庁営繕部サイトから「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)」が無料でダウンロードできます。
検索すればすぐ出てきますし、上の「」内にリンクを貼ってあります。
セットアップ手順



おそらくスマホでも出来ると思いますが、PDFをダウンロードする必要があるので僕はセットアップはPCで行いました。
① ノートブックを新規作成する
notebooklm.google.com にアクセスして「ノートブックを新規作成」をクリック。


② PDFをアップロードする
「ファイルをアップロード」をクリックして仕様書PDFを選択する。


③ ファイルを選択する
ダウンロードしておいた仕様書PDFを選ぶ。令和7年版は約15MBで制限内に収まりました。


④ 読み込み完了
ノートブックに仕様書が追加されると、AIが内容を自動で要約してくれる。
これで準備完了です。


実際に質問してみた
質問①:設計図書の優先順位



セットアップが終わった段階でサジェストされた質問の中に気になるものがありました。
それは
「設計図書の間で内容に相違がある場合、どの資料が最優先されますか?」
と言うもの。
要するに、読み込ませた標準仕様書と現場ごとの特記仕様書などに矛盾がある場合にどちらを優先するかというもの。


回答は以下の通りだった。
- 質問回答書
- 現場説明書
- 特記仕様書
- 別冊の図面
- 標準仕様書
しかも「判断が困難な場合は監督職員と協議する」という実務的な注記まで付いていました。



新人監督に「どれが優先か」と聞かれたときに、この画面を見せるだけで済んじゃいそうです。
回答の横に出典番号が表示されており、クリックすると仕様書の該当箇所に飛ぶことができます。
「本当にそう書いてあるのか」を確認できるので、AIの回答をそのまま信用しなくていい安心感があります。


質問②:EP塗装の下地処理
今度は現場での運用を想定して操作をスマホに切り替えて、
「EP塗装の下地処理ってどうするんだっけ?」
とかなりアバウトな質問をしてみました。




すると、下地の種類別に整理して回答してくれました。
モルタル面・コンクリート面・ALCパネル面・押出成形セメント板・せっこうボード面と、場合分けまで対応しています。
ヘルメットかぶりながらスマホで確認できるレベルの実用性だ。
使ってみて分かった得意・不得意
得意なこと
仕様書の特定の箇所に明記されている内容の検索は精度が高いです。
「あの条文どこだっけ」という単純な調べ物は十分使えますし、スマホでも問題なく動く。
注意が必要なこと
AIは仕様書全体を俯瞰して論理的に考えているわけではなく、関連する箇所を拾って答えています。
要するに「自動索引」みたいなもので、横断的な判断や複数章にまたがる矛盾の発見には限界がありそう。



重要な判断は必ず元の仕様書で確認する習慣をつけておくべきですが、まぁこれは元々やっている事ですからね。
また出典の確認画面はPC向きで、スマホだと文字が細切れで見にくです。
現場でのざっくり確認はスマホ、出典まで確認したい場合はPCと使い分けるのが現実的ですね。


現場での運用イメージ
工事の種別ごとにノートブックを分けて作っておくと使いやすいです。
- 塗装工事ノート(標準仕様書・塗装章+特記仕様書)
- 防水工事ノート
- タイル工事ノート
現場ごとに特記仕様書を差し替えるだけで今後一生使い回せます。
標準仕様書と特記仕様書を両方入れておけば「この工事の特記と標準で矛盾している箇所はある?」という質問もできるので手戻りも防げます。
まとめ
NotebookLMは「仕様書の目次から探す時間」をなくすツールです。
万能ではないが、ピンポイントの調べ物には十分使える。



無料で始められるので、まず一度試してみてほしいです。
「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)」は国交省サイトから無料でダウンロードできるので
元手はかからないし、NotebookLMのアプリも無料でダウンロード出来るので
セットアップしてスマホに仕様書をぶちこんで現場運用してみてください。









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