建設業の未収金管理をExcelで効率化する方法【無料テンプレート配布】

  • 請求書を送ったのに入金されていない。
  • どの工事の入金がまだなのか把握できていない。
  • 入金予定日を過ぎても気づかずに催促が遅れた。

建設業の経理担当者なら一度は経験する問題です。

出来高払い・長期工事・複数現場の同時進行という建設業特有の事情が、未収金管理を複雑にしています。

この記事では、建設業の未収金管理をExcelで効率化する方法と、すぐ使えるテンプレートを紹介します。

目次

建設業で未収金管理が重要な理由

建設業では、他業種と比べて未収金が発生しやすい構造があります。

出来高払いの場合、1つの工事で複数回請求が発生します。第1回・第2回と請求を重ねていくと、どの回の入金がまだなのか管理しないと把握できなくなります。

長期工事では工期が数ヶ月〜1年以上になることもあります。請求から入金までの期間が長くなるほど、途中で担当者が変わったり記憶が薄れたりして管理が抜け落ちやすくなります。

複数現場を同時進行していると、請求先が複数存在します。工事Aの入金は確認したが工事Bはまだ、という状況が重なると、全体像が見えなくなります。

未収金の放置は資金繰りに直結します。請求額が回収できない期間が長くなるほど、手元資金が不足するリスクが高まります。早期に把握して催促できる仕組みを作ることが重要です。

未収金管理でよくある3つの問題

問題1:どの工事の入金がまだか把握できていない

請求書を送った記録はあっても、入金の有無をExcelや手帳で別々に管理していると照合が手間になります。請求と入金の記録が一元化されていないと、「あの工事の入金、確認したっけ」という状況が毎月繰り返されます。

問題2:請求書を送ったか記録が残っていない

特に複数人で経理を担当している場合、「誰が請求書を送ったか」「いつ送ったか」の記録が残っていないことがあります。元請けから「請求書が届いていない」と言われて初めて気づく、というケースも起きます。

問題3:入金予定日を過ぎても催促が遅れる

入金予定日を管理していないと、期日を過ぎても気づかないまま放置されます。催促が1ヶ月遅れると入金もそれだけ遅れます。資金繰りに余裕がない時期に重なると影響が大きくなります。

Excelで管理するときのポイント

工事別に管理する

会社全体の売掛金としてまとめて管理するのではなく、工事ごとに管理することが重要です。工事名・請求先・請求額・入金予定日をセットで記録しておけば、どの工事のどの請求が未回収かが一目でわかります。

請求日・入金予定日・実際の入金日の3点セットで記録する

請求した日だけでなく、入金予定日と実際の入金日を必ず記録します。この3点が揃っていれば、「予定日を過ぎているのに入金されていない」という状況をすぐに発見できます。

未入金フラグで一目でわかるようにする

入金状況をプルダウンで「未入金・一部入金・入金済み」から選べるようにして、未入金の行を自動で色分けすると一覧を見たときに状況が即座に把握できます。毎月月初に台帳を開いて未入金の行を確認するだけで、催促漏れを防げます。

無料テンプレートの使い方

工事別に請求・入金情報を一元管理できる。未入金・一部入金の行が自動で色分けされるので状況が一目でわかる。

当サイトで配布しているExcelテンプレートは、工事名・請求先・請求日・請求額・入金予定日・入金日・入金額を入力するだけで残額と入金状況が自動計算されます。入金状況はプルダウンで選択でき、未入金の行は赤・一部入金の行は黄色で自動色分けされます。

未収金の件数が多い場合は有料版が便利

工事件数が多い場合は有料版が便利

無料版は30行・色分けありのシンプルな台帳構成です。件数が少ない場合や、まず試してみたい方はそちらで十分です。

工事件数が多い・未収金の全体金額を把握したい・入金予定超過の件数を管理したいという場合は有料版が便利です。

25件管理に対応。請求総額・入金済み額・残額が合計行に自動集計される。
請求総額・未収金残高・回収率・件数が自動集計される。入金予定日超過の件数もリアルタイムで確認できる。

まとめ

建設業の未収金管理で大事なのは「工事別に・請求から入金まで一元管理すること」です。請求と入金の記録がバラバラだと、どの工事の入金がまだなのか把握するだけで時間がかかります。

入金予定日を設定して未入金の行を色分けする仕組みを作るだけで、催促漏れは大幅に減ります。今月の請求管理からすぐ使えるテンプレートを活用してみてください。

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この記事を書いた人

建設業歴20年。二級建築士・一級施工管理技士。

現場も書類もほぼ一人で回す日々の中で、「もっとラクにできる」と思ったことをまとめています。

工事写真・安全書類・アプリ・経理・許可申請まで、建設業のバックオフィスを全部カバーします。

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